crontabでAppleScriptを定期的に実行する
Macで定期的に処理を実行する方法は幾つかあって crontab と launchdがあるらしい launchd は XML で記述するらしくちょっと敷居が高い感じがするので、サクッとcrontabを使うことにする
crontab
crontab(クロンタブ、あるいはクローンタブ、クーロンタブとも)コマンドはUnix系OSにおいて、コマンドの定時実行のスケジュール管理を行うために用いられるコマンドである。標準入力からコマンド列を読み取り、crontabと呼ばれるファイルにそれを記録する。この記録を元に定時になると、その命令内容を読み取り、実行が行われる。cronという名称はギリシア語のクロノス (χρόνος)に由来するという説がある(Command Run ON の略という説も)。日本ではクーロンという読みが慣習的に広く用いられているが、海外では通常クロンまたはクローンと発音する
via crontab - Wikipedia
crontab コマンド
crontab -e crontabの設定ファイルをエディタで開く crontab testcron.txt テキストファイルを与えると設定ファイルを上書きする
crontab 設定の書き方
分 時 日 月 曜日の順でスペースをあけて指定する
* * * * * コマンド 1分ごと(毎分) 14 * * * * コマンド 14分になったら(毎時) * 13 * * * コマンド 13時になったら(毎日) * * 12 * * コマンド 12日になったら(毎月) * * * 11 * コマンド 11月になったら(毎年) * * * * 3 コマンド 水曜日になったら(毎週)
複数指定もできる
0,20,40 * * * * コマンド 0分,20分,40分,になったら 1-5 * * * * コマンド 1分,2分,3分,4分,5分になったら */10 * * * * コマンド 10分ごと
処理
やりたいのはapplescriptの実行なのでスクリプトのある場所に移動してosascript
というコマンドを使ってapplescriptを実行する
0 * * * * cd /Users/theUser/Desktop/ && osascript test.applescript
とすることでデスクトップにあるtest.applescriptを毎時間実行できる様になった
おまけ
>/dev/null 2>&1
をコマンドの後ろに付けるとmailを出力しないようにできる
0 * * * * cd /Users/theUser/Desktop/ && osascript tast.applescript >/dev/null 2>&1
参考ページ
- crontabの書き方 — server-memo.net
- crontabの書き方
- crontab -e は「絶対に」使ってはいけない - ろば電子が詰まっている
- crontabの設定をテキストファイルで行う方法
- crontabの設定メモ - ザリガニが見ていた...。
- 複数コマンドの指定方法と不要なmailをキャンセルする方法
大変参考になりました。ありがとうございます。
AppleScriptでiTunesのビデオにアートワークを付ける時に嵌った箇所
追記(2016.05.23)
iTunes 12.4からdescription of artwork 1 of the_track
がmissing valueを返すようになったようです
なので
set artwork_description to description of artwork 1 of the_track if artwork_description is missing value then ... end if
となります missing valueはnillのようなものです
追記終わり
既に設定しているファイルをスキップする
既にアートワークを設定したファイルをスキップしたい時に音楽ファイルの場合は
if exists data of artwork1 of theTrack is false
や
if data of artwork1 of theTrack is not ""
とすれば設定されていないことが分かる
だたビデオファイルの場合はビデオの中から自動的にサムネイルを作成してアートワークに設定してくれている様だった(違うかもしれない)
artworkの設定個数 | scriptで出力されるファイル |
---|---|
0 artwork | サムネイル |
1 artwork | artwork1 |
2 artwork | artwork1 / artwork2 |
アートワークの説明を使う
そこでスクリプトでアートワークを設定する際にアートワークに説明(text)に任意のキーワードを設定して次にスクリプトを実行した時、説明にキーワードが設定されていたらスキップするようにした
set theDescription to description of artwork 1 of theTrack if theDescription is "" then --アートワークの説明が設定されていない end if
こうすることで1度このスクリプトで設定されたファイルはスキップできる
参考ページ
ffmpegでmkvをmp4にした
動画を以下の様に映像は無変換でmkv(FLAC/AVC)からmp4(AAC/AVC)にしたい
今回はffmpegを使うことにする
ffmpeg
FFmpeg(エフエフエムペグ)は動画と音声を変換することのできるUNIX系OS生まれのフリーソフトウェアであり、libavcodec(動画/音声のコーデックライブラリ)、libavformat(動画/音声のコンテナライブラリ)、libswscale(色空間・サイズ変換ライブラリ)、libavfilter(動画のフィルタリングライブラリ)などを含む。ライセンスはコンパイル時のオプションによりLGPLかGPLに決定される。コマンドラインから使用することができる。対応コーデックが多く、多彩なオプションを使用可能なため、幅広く利用されている。
via FFmpeg - Wikipedia
やってみる
ffmpegで普通に変換したらMPEG Audioになって音が曇った感じになってしまった
いろいろ調べて今のところ最適なオプションにたどり着いた
DIRPATH=$1 for FILE in ${DIRPATH}*.mkv do ffmpeg -i "${FILE}" -vcodec copy -acodec aac -strict experimental -ab 128k -aprofile aac_low -ac 2 -ar 44100 "${FILE%.mkv}.mp4" done
変換するファイルが複数だったので初めてシェルスクリプト使った
変換するファイルのあるディレクトリで実行するとmkvのファイルだけをmp4に変換してくれる
雑感
参考ページ
AppleScriptでtell 内で他の関数を呼ぶ
on run tell application hello() end tell end run on hello() log "Hello World" end hello
このままだと Can’t get hello of application. と言われてしまうので
tell application hello() of me end tell
とすることでtell内で他のハンドラを呼ぶことができた